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スペイン語の再帰動詞と再帰代名詞

再帰動詞

ここでは、行為者と対象者が同じ、つまり動詞の示す行為行為者に対して行われる場合に使用する再帰動詞について基本を詳しく説明します。

(私は)起きます。 → Me levanto.

「私」は、私自身を「起こす」→「私は起きる」

 

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再帰動詞の活用

再帰動詞は、動作の行為者が自分である時に使います

Levantarse(起きる)の例で、活用を見てみます。
再帰動詞は不定詞は「levantarse」のように表記し、「se」の部分は再帰代名詞を示しています。
主語が「私」以外の場合は、活用は次のようになります。
主語に合わせて動詞を活用し、再帰代名詞を「metesenososse」のいずれかにします。

 

(Yo)* me levanto
(Tú) te levantas
(Él/Ella/Ud.) se levanta
(Nosotros) nos levantamos
(Vosotros) os levantáis
(Ellos/Ellas/Uds.) se levantan

*Yo、Tú、Él/Ella/Usted、Nosotros、Vosotros、Ellos/Ellas/Ustedesの主語は省略できます

 

通常の動詞と再帰動詞の形を比較

他動詞lavarと再帰動詞lavarseを比べてみます。

 

動詞Lavarを他動詞で使う場合(再帰動詞の用法でない場合)、動作を実行する人(行為者)とそれを受ける人(対象者)が異なります

 

例えば、洗濯物の服(la ropa)の話をしているとき

「誰が洗濯ものを洗う?」
¿Quién va a lavar la ropa?

「今から、(私が)それを洗います。」
Ahora la lavo. (← Ahora yo lavo la ropaの意味)

*この文の「la」は「la ropa」のことです。ropaの話だと分かっているので「la」だけで「それ」と言っています。この「la」は直接目的語といいます。

関連記事>>直接目的語について詳しく知りたい場合

◆ スペイン語の目的語の人称代名詞

 

お皿(los platos)洗いの話をしているとき

「今から、お皿を洗います。」
Voy a lavar los platos.

 

これらの文章には「se」の部分、「再帰代名詞」がありません

洗う対象が「服」「お皿」であって、自分ではないからです。

 

再帰動詞「lavarse」を使う場合は、下記のようになります。

「私は(私自身の)手を洗います。」
Me lavo las manos.

「私は(私自身の)顔を洗います。」
Me lavo la cara.

このように、再帰代名詞が入ります

これらの文では、「私」が洗う対象が「私の手」「私の顔」です。このように、行為が行為者に対して行われるときに再帰動詞を使用します。

 

再帰代名詞と動詞の活用

再帰代名詞は下記のとおりです。

すでに説明した通り、再帰動詞の不定詞(原形)は、語尾に再帰代名詞seがついた形で表されます。主語に合わせて変換します。

通常、変換した再帰代名詞は動詞の前に置きます。

単数 一人称(yo) me
二人称(tú) te
三人称(él/ella/usted) se
複数 一人称(nosotros/nosotras) nos
二人称(vosotros/vosotras) os
三人称(ellos/ellas/ustedes) se

 

再帰動詞の活用

語尾の再帰代名詞seだけでなく、動詞の語尾も主語と時制に合わせて活用します

下記でlavar(洗う)とその再帰動詞lavarse(自分自身を洗う)の現在形の活用を確認します。

 

■Lavar(洗う)

Yo lavo
lavas
Él/Ella/Ud. lava
Nosotros lavamos
Vosotros laváis
Ellos/Ellas/Uds. lavan

 

Lavarse(自分自身を洗う)

(Yo) me lavo
(Tú) te lavas
(Él/Ella/Ud.) se lava
(Nosotros) nos lavamos
(Vosotros) os laváis
(Ellos/Ellas/Uds.) se lavan

時制に合わせて活用が変わるのは「lavar」にあたる部分のみです。再帰代名詞は、主語に合わせて変換するのみで、時制による変化はありません。

 

「昨日髪を洗った」という過去形の文は次のようになります。

(Yo) me lavé el pelo ayer.(私は昨日髪を洗った)
(Tú) te lavaste el pelo ayer.(君は昨日髪を洗った)
(Él/Ella/Ud.) se lavó el pelo ayer.(彼は昨日髪を洗った)
(Nosotros) nos lavamos el pelo ayer.(私たちは昨日髪を洗った)
(Vosotros) os lavasteis el pelo ayer.(君たちは昨日髪を洗った)
(Ellos/Ellas/Uds.) se lavaron el pelo ayer.(彼らは昨日髪を洗った)

 

現在完了の文を見てみましょう。「今朝髪を洗った」という意味の文です。再帰代名詞は「haber + 動詞」の前に置きます。

(Yo) me he lavado el pelo esta mañana.(私は今朝髪を洗った)
(Tú) te has lavado el pelo esta mañana.(君は今朝髪を洗った)
(Él/Ella/Ud.) se ha lavado el pelo esta mañana.(彼は今朝髪を洗った)
(Nosotros) nos hemos lavado el pelo esta mañana.(私たちは今朝髪を洗った)
(Vosotros) os habéis lavado el pelo esta mañana.(君たちは今朝髪を洗った)
(Ellos/Ellas/Uds.) se han lavado el pelo esta mañana.(彼らは今朝髪を洗った)

 

現在進行形の文を見てみましょう。「今、髪を洗っている」という意味の文です。再帰代名詞は「estar + 動詞の進行形」の前に置きます。

(Yo) me estoy lavando el pelo ahora.(私は今、髪を洗っている)
(Tú) te estás lavando el pelo ahora.(君は今、髪を洗っている)
(Él/Ella/Ud.) se está lavando el pelo ahora.(彼は今、髪を洗っている)
(Nosotros) nos estamos lavando el pelo ahora.(私たちは今、髪を洗っている)
(Vosotros) os estáis lavando el pelo ahora.(君たちは今、髪を洗っている)
(Ellos/Ellas/Uds.) se están lavando el pelo ahora.(彼らは今、髪を洗っている)

 

命令形での再帰代名詞の位置にも注意しましょう。「髪を毎日洗いなさい」という意味の文です。

再帰代名詞は、動詞のすぐ後ろに置きます。

(Tú) ¡Lávate el pelo todos los días!(髪を毎日洗いなさい!)
(Él/Ella/Ud.) ¡Lávese el pelo todos los días!(髪を毎日洗いなさい!)
(Vosotros) ¡Lávados el pelo todos los días!(髪を毎日洗いなさい!)
(Ellos/Ellas/Uds.) ¡Lávense el pelo todos los días!(髪を毎日洗いなさい!)

 

命令形の否定文では、「No + 再帰代名詞 + 動詞」の順になります。「髪をこのシャンプーで洗ってはいけません」という意味の文です。

(Tú) ¡No te laves el pero con este champú!(髪をこのシャンプーで洗ってはいけません)
(Él/Ella/Ud.) ¡No se lave el pero con este champú!(髪をこのシャンプーで洗ってはいけません)
(Vosotros) ¡No os lavéis el pero con este champú!(髪をこのシャンプーで洗ってはいけません)
(Ellos/Ellas/Uds.) ¡No se laven el pero con este champú!(髪をこのシャンプーで洗ってはいけません)

 

再帰動詞の基本、活用形と置く位置を見てきました。ここまで分かれば再帰動詞の基本はマスターしたも同然です。

 




再帰動詞の用法

ここからは再帰動詞を使うのはどういうときかについて文法用語を加えて詳しく説明します。再帰動詞でしか使用しない動詞についてもまとめています。ここまでの内容が復習だった方はぜひ読み進めてください。

ここまでの内容で頭がパンクしそうになったという場合は、これ以上読むと情報過多になる恐れがありますね。

 

他動詞の自動詞化(直接再帰「自分自身を」/間接再帰「自分自身に」)

他動詞とは、簡単に言うと「~させる」のような使役的ニュアンスがある動詞です。

自動詞化ということは、「~させる」のニュアンスが「~する」になるということです。(ただし、これは日本語にあてはめるとそうなるということなので、日本語訳の語尾は、このルール通りにいかないこともあります。)

この用法では通常、文の意味に「自身に(私自身、君自身、彼自身など)」の意味が含まれます

例えば、動詞despertarは「~を目覚めさせる」の意味です。再帰用法では「自分自身の目を覚ます」という意味なので、「私はいつも目覚ましが鳴る前に自分の目を覚ます(目が覚める)」のような表現ができます。

動詞levantarは「~を起こす」の意味で、再帰用法では「私自身を起こす」という意味になり、「私は毎朝6時に起きる」のような表現ができます。

 

■直接再帰の例

Me llamo Ana.

「私の名前はアナです。」(直訳:私は自分をアナと呼びます。)

llamarse「呼ぶ」という意味の動詞です。

 

Me levanto a las siete.

「私は7時に起きます」(直訳:私は自分を7時に起こす。)

levantar「起こす」という意味の動詞です。

 

間接再帰の例

Me lavo la cara.

「私は顔を洗います。」(直訳:私は自分自身の顔を洗う。)

※Lavo mi caraとは言いません。

Lavar「~を洗う」の意味。自分自身に対して行っているので再帰用法を使います。

 

Me pongo el cinturón de seguridad.

「私はシートベルトを締めます。」(直訳:私は自分自身にシートベルトをつける。)

Ponerは英語のputに近い動詞で「~を付ける・置く」の意味自分自身に対して行っているので再帰用法を使います。

 

相互用法

「お互いに~する」と表すときに用いるので、主語は必ず複数形または集合名詞になります。

 

Nos escribimos con frecuencia.

「私たちは頻繁にお互いに手紙を書いています。」

 

Ellos se conocen uno a otro.

「彼らはお互いに知り合いです。」

 

Mis padres se casaron en 1980.

「私の両親は1980年に結婚しました。」

 

転意用法(再帰用法で動詞の意味やニュアンスが変わる)

ここまでの用法では、再帰用法にしても動詞の持つ意味は変わっていません。ただし転意用法では、動詞の持つ意味やニュアンスが変わります。いくつか例をあげてみます。

beber、comer、leerなど消費する意味合いを持つ動詞

comer(食べるのように、何かを食べたり飲んだりといった消費するニュアンスを持つ動詞のうち、再帰用法になるものがあります。

beber
飲む
beberse
飲み干す
comer
食べる
comerse
平らげる
leer
読む
leerse
読み切る
tomar
飲む
tomarse
飲み干す

この動詞の再帰用法では「~してしまう」というニュアンスを持つことが多いですが、なぜでしょうか。

それはcomerseのように再帰動詞で使用する場合はかならず数量を意識しているからです。

 

【通常の動詞】

アナは夕食にパエリヤを食べた。

Ana comió paella para cenar.

 

【再帰用法】

アナは夕食にパエリヤをひと皿食べた。(一皿平らげてしまった。)

Ana se comió una paella entera para cenar.

una paellaと数量をはっきりさせています。こういう場合に再帰用法になります。

 

caer、dormir、irなどの移動や状態変化の意味合いを持つ動詞

ir(行く)のように、移動のニュアンスを持つ動詞のうち、再帰用法になるものがあります。

caer
落ちる
caerse
落ちてしまう、転ぶ
convertir
変換する
convertirse
~になる*
dormir
眠る
dormirse
眠りに落ちる、居眠りする
hacer
する
hacerse
~になる*
ir
行く
irse
行ってしまう、立ち去る
llevar
持つ
llevarse
持ち帰る、持っていく
poner
置く
ponerse
~になる*
quedar
残る
quedarse
~になる*
volver
戻る
volverse
~になる*

irだけでも「行く」の意味になるのに、irseになるのはなぜでしょうか。

それは出発地点・動作の起点を意識し、そこからいなくなること・変化することを意味します。

*再帰用法で「~になる」というニュアンスを持つ動詞は例文付きで以下に説明します。

 

例:irとirse

【通常の動詞】

私はパン屋に行きます。

Voy a la panadería.

 

【再帰動詞】

「もう帰るの?」「はい、もう帰ります。」

¿Ya te vas?   Sí, ya me voy.

もう帰るので、ここからいなくなることを意味しています。

 

Volverse「~になる」(volverは「戻る」の意味)

非自発的な変化や思いがけない変化を表現します。国籍や職業の変化を表現することはありません。

また思いがけない変化を表現するため、定冠詞は使いません。

例)

やがて、彼は優しい人になるでしょう。

Con el tiempo se volverá una persona simpatica.

 

彼は少し変になりました。

Se volvió un poco raro.

 

Ponerse「~になる」(poner「置く」の意味)

健康、気分、体格、色、行動などの瞬間的な変化を表現します。

形容詞か前置詞+名詞の形が続きます。

 

例)

Me pongo rojo.

顔が赤くなる。

 

彼は緊張しました。

Se puso nervioso.

 

彼は病気になりました。

Se ha puesto enferomo.

 

彼らは合意しました。

Se han puesto de acuerdo.

 

Quedarse「~になる」(quedarは「残る」の意味)

変化後の結果、永続的な性質の変化などを表現します。

例)

私の携帯は電池が切れました。

Se quedó sin batería mi celular.

 

彼は耳が聞こえなくなりました。

Se ha quedado sordo.

 

Hacerse「~になる」(hacerは「する」の意味)

hacerseには、2つの意味合いがあります。

 

① 努力した結果や自発的な活動による職業や考えの変化を表現します。この場合は形容詞または名詞が続きます。

例)

彼は自動車の販売で金持ちになりました。

Él se hizo rico con la compraventa de automóviles.

 

子供の頃からの夢でしたが、今それが実現しました。

Era mi sueño desde niño y ahora se ha hecho realidad.

 

Ella no quiere hacerse médico.

彼女は医者にはなりたくない。

 

② 段階的な品質の変化なども表現します。ただしこの場合は、形容詞が続きます。

例)

私たちは年を取りました。

Nos hemos hecho mayores.

 

また類似表現で「llegar a ser」という表現があります。

こちらは運や他の人の努力などで得た結果を表します。

一方、「hacerse」は自分の決意で努力した結果を表現します。

例)

彼は社長になりました。

Llegó a ser presidente.

(結果として彼は社長になったけど、運や他力によるものというニュアンスがあります。)

 

Se hizo presidente.

(彼が社長になると決意し、努力した結果というニュアンスがあります。)

 

Convertirse「~になる」(convertirは「変換する」の意味)

Cambiar(変化/変更する)に近い意味で、大きな変化を意味します。Convertirse enのように、前置詞enが続くことが多いです。

例)

彼は日本のマラソン選手で一番の有名人になりました。

Se ha convertido en el atleta más famoso del maratón de japones.

 

再帰動詞としてしか使われない動詞

再帰動詞としてしか使われない動詞がいくつかあります。

 

atreverse a 思い切って~する
arrepentirse de ~を後悔する
esforzarse 努力する
equivocarse 忘れる
desinteresarse 無関心である
jactarse de ~を自慢する
quejarse de ~について不平を言う
suicidarse 自殺する

例)

No me arrepiento de nada.

私は何も後悔していません。

 

¿De qué te quejas?

何に不満を言っているの?

 

Yo no me atrevo a ir más allá.

それ以上、思い切って進むことができません。




再帰受身

主語が「人」ではなく「もの」で、三人称で使用される場合、受け身の表現ができます。

 

これはスペイン語で何と言いますか?

¿Cómo se dice esto en español?

*ここでの主語はesto(これ)。

 

ここで電車の切符が売られています。

Se venden aquí billetes de tren.

*ここでの主語はbilletes(切符)。

 

無人称(不定主語)

再帰動詞には三人称に限り、「誰が」を特定せず、一般的、常識的な内容を表現します。「人が~する、~である」という意味になります。常に「se+三人称単数形の動詞」の組み合わせになります。

 

例)主語は「人は」「人間は」のように、特定の誰かではない。

駅に着くまでどのくらい時間がかかりますか?

¿Cuánto tiempo se tarda en llegar a la estación?

 

ここでの喫煙は禁止されています。

Se prohíbe fumar aquí.

 

コメントいただいた回答

先日、再帰表現について質問をもらいました。

このサイトを作成して初めての質問だったのですが、実は技術的な問題が解決できず、コメント機能がうまく機能しておりません。(ご容赦ください。)

いただいた質問が、私も以前にスペイン語の先生やネイティブに聞いて確認したことがあった内容だったので、多くの人がぶち当たる壁かなと思いここで内容を共有させていただければと思います。

(コメント機能の問題が解決したら、そちらも反映します。コメントありがとうございました。)

「Se+動詞の形」の形で再帰表現ではない場合

スペイン語では目的語を動詞の前に置く場合があるので、seやmeが動詞の前にあっても再帰動詞ではない場合があります。

>>参照:目的語の人称代名詞を説明
スペイン語の目的語の人称代名詞

例文:

「Me pidieron un favor.(彼らは私にお願いをした)」も再帰動詞ではなくmeは目的語です。
再帰動詞は「動作が自身に返ってくる」ことを意味するので、ひとつの見分け方として、「自身に」のような言葉を入れて筋が通るかどうかを見てみます。

例えば、再帰動詞で一般的な「lavarse(洗う)」。
「Me lavo las manos」は「私は手を洗います」です。
「私は自分自身の手を洗います」のように「自身の」の意味を加えても筋が通ります。

「Me pidieron」の場合、Ellos(彼らは)が隠れた主語です。「彼らは私にお願いをした」の意味なので、「彼ら自身を」の意味を加えることができません。

また、再帰動詞は「動作が行為者に対して行われる」ので、基本的に「me」などの再帰代名詞と動詞の活用は一致します。
(ただし、「se」は三人称単数(彼、彼女、あなた(usted))と三人称複数(彼ら、彼女ら、あなた方(ustedes))の両方に使われるので、動詞の活用も単数と複数がありえます。)

再帰動詞になるか確認する方法

辞書で動詞が再帰動詞になるかを確認する場合、再帰動詞の原形にはseが付けてあります。(例:lavarse)

RAE(Real Academia Española)の辞書で確認する場合、下記のイラストのように「U. t. c. prnl.」の文字が書かれています。Usado también como pronominalの略で、これが再帰動詞としても使われるという意味です。

 

ProhibirにProhibirseがない⁉

ご質問の内容:

無人称(不定主語)の説明で、
「再帰動詞には三人称に限り、「誰が」を特定せず、一般的、常識的な内容を表現します。」とあり、例文に「Se prohíbe fumar aquí.」があります。

このprohibirは辞書にprohibirseという再帰動詞としては出ていませんでした。
そうすると、上記の説明の「再帰動詞には」という部分がわかりません。

 

⇒ おっしゃられる通り、prohibirは基本的に他動詞です。

また、私の記事ではここは再帰動詞でも普通の動詞でも、という解釈なので「再帰動詞には三人称に限り」だとわかりにくいかもしれません。

より正確には「再帰表現では」かもしれません。失礼しました。

Se prohíbeの用法を再帰動詞として紹介してくれているかは辞書によってことなりますが、この紹介されていたりいなかったりも混乱しやすい元ですよね。

<小学館 西和中辞典>

https://kotobank.jp/esjaword/prohibir

これは「Se prohíbe」のような再帰動詞の用法の1つであるse不定人称文(主語がはっきりしていない文)を再帰動詞として掲載するか、文法的に再帰用法ではあるけれど再帰動詞でないとするか、判断が難しいのだろうと思います。

 

「se+三人称単数形の動詞」に再帰動詞は含むの?

ご質問の内容:

また「常に「se+三人称単数形の動詞」の組み合わせになります。」ともあるので、これは「se+普通の(再帰動詞ではない)動詞の三人称単数形」と考えていいのでしょうか?

⇒ 「se+三人称単数形の動詞(再帰動詞含む)」と考える方がいいと思います。
なぜなら主語は不定なのですが「la gente」のような単語が省略されているイメージだからです。行為者が「la gente」の場合、再帰動詞が来ることもあり得ます。

 

いくつか例を下記します。

例)
一般的にヨーロッパでは蛇口からの水は飲まれません。
En general, no se bebe el agua del grifo en Europa.

(一般的に)その地域ではお皿は手で洗われます。
Se lava los platos manualmente en ese distrito.

日本語は習得が難しい言語だと言われている。
Se dice que el japonés es un lenguaje difícil de aprender.

人は自分が下さなかった決定に対して後悔するものだ。
En general, (la gente) se arrepiente de las decisiones que no tomó.

beberse、lavarse、decirseはいずれも行為者に動作が返る再帰動詞の用法もありますが、上の例文では不定人称用法です。

arrepentirseは再帰動詞としてしか使用しない動詞となっていますが、上記の例であれば不定人称用法で再帰動詞ということもあり得ます。

 

まとめ

どう習得するかですが、一日の支度に関する表現では再帰表現が多いので、私はその表現を覚えて再帰表現に慣れることから始めました。

「朝、顔を洗った」「歯磨きをした」「髪をといた」「髭を剃った」などです。
この言い方を覚えた後に、少しずつ再帰動詞のボキャブラリーを増やしていきました。

>>参照:一日の支度に関する表現
スペイン語で朝起きてから出かけるまでにすることの表現

再帰表現は日本語にはない感覚なので、習得が難しいです。

確実なところから慣れたり、覚えたりしていくしかないかと思っています。

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