英語・スペイン語翻訳者が英語とスペイン語の語学学習と翻訳作業で出てきた気づきと旅の話をつづります。
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スペイン語の【接続法】現在

【接続法】現在・規則変化

接続法は願望、禁止、要求、許可、忠告、提案等を示す動詞の従属節(名詞節、形容詞節、副詞節)で使用され、話者がとくにはっきりとした事実として認識していないことを意味します。

どういう時に接続法を用いるかは、はじめは動詞とセットで覚えると感覚が身につきやすいと思います。

たぶん~(Tal vez~)、人に~をして欲しい(Quiero que 人+接続法~)、〜は疑わしい(Es dudoso que)、〜であって欲しい(Espero que)、〜は可能だ(Es posible que)、〜は重要だ(Es importante que)などの後は接続法になります。

 

従属節が接続法現在形になる場合、主節の動詞は直説法の現在形、現在完了形、未来形、未来完了形などになります。

主節の動詞が直説法の点過去・線過去の場合は、従属節も時制の一致で接続法過去形になります。

 

直説法と接続法の違い

直説法と接続法の違いですが、直説法は話者が事実として認識したことを伝えるときに使用します。事実として認識している内容の場合、その目的語になる節(名詞節)には直説法を使います。

たとえば「私はアナが来ると思います(Creo que viene Ana.)」と言う場合、「アナが来ること」を事実として認識しているなら、目的語節に viene という直説法を使用します。

 

接続法は話者が事実として認識していない、または仮想の話であるときに使います。

たとえば「私はアナが来るとは思いません(No creo que venga Ana.)」と言う場合、「私は思わない」つまり「アナが来ること」を事実として認識していないため、目的語節の動詞が接続法 venga になります。

No creo~の表現の時は常に「接続法」を使うと覚えておけばいいと思います。

(逆に、「アナが来ないと思う(Creo que Ana no viene.)」と表現を変えれば接続法を使う必要はなくなります。)

 

また、「君が来てくれて私はうれしい(Me alegro de que hayas venido.)」のように過去の出来事について感想を言う場合、「君が来た」ことは事実なのでは?と思うかもしれません。

ここで接続法になるのは客観的な事実を述べることではなく、主観的な主張になるからです。

 

また直説法は単文でも、複文でも、主節か従属節かに関わらず使用できますが、接続法は従属節での使用に限ります。

下記で接続法を使用するケースを確認します。

 

接続法を用いるケース
疑い 母がスペイン語をうまく話せるとは思えない。

Dudo que mi madre hable bien español.

→はっきり「No」と言っていなくても、疑いの気持ちが込められている。

否定 私は彼らがここに住んでいるとは思わない。

No creo que vivan aquí.

→Noという否定の判断がなされている。

非現実、不特定の人・事・物 重たくないスーツケースが買いたい。

Quero comprar una maleta que no sea pesada.

→まだそのスーツケースが存在するか不確かなので接続法を用いる。

禁止 そのホテルは犬や猫が入ることを禁じている。

El hotel no permite que entren los perros y las gatos.

感情 あたなが元気でいてくれて嬉しい。

Me alegro de que usted esté bien.

希望 いい一日になりますように。

Espero que tengas un buen día.

命令 皿を洗うように彼に言って。

Dile que lave los platos.

含意 彼らが理解できるようにゆっくりと話そう。

Hablaré despacio para que me entiendan.

 

接続法現在完了と比べてみると、より理解が深まります。

【接続法】現在完了の例文と活用

接続法現在形の活用

接続法現在形に活用する覚え方としては、動詞を現在活用の一人称単数(yo/私の形)にし、最後尾の-oを落とし、反対の語尾で活用させます。(「ar動詞」にはe、es、e、emos、éis、en。「er動詞」と「ir動詞」にはa、as、a、amos、áis、an)。具体的には下記のとおりです。

 

ar動詞の活用語尾

pasar → paso → pas_ → pase

 

〔ar動詞〕

comprar(買う)

yo compre
compres
él/ella/Ud. compre
nosotros compremos
vosotros compréis
ellos/ellas/Uds. compren

 

er動詞の活用語尾

comer → como → com_ → coma

 

〔er動詞〕

entender(理解する)

yo entienda
entiendas
él/ella/Ud. entienda
nosotros entendamos
vosotros entendáis
ellos/ellas/Uds. entiendan

 

ir動詞の活用語尾

vivir → vivo → viv_ → viva

 

〔ir動詞〕

compartir(共有する)

yo compartiría
compartirías
él/ella/Ud. compartiría
nosotros compartiríamos
vosotros compartiríais
ellos/ellas/Uds. compartirían

 

【接続法】現在・語根母音変化

語根母音変化動詞は接続法現在で次のような不規則変化をします。直説法現在形の一人称単数形が o で終わらない動詞(soy、voyなど)を除けば、語根の不規則活用は直説法とほぼ同じです。

 

pensar型ではe > ie、contar型ではo > ue という変化が起こります。pedir型はすべての活用形で語根母音が e > i となります。sentir型とdormir型は二重母音になります。

 

pensar(考える)

yo piense
pienses
él/ella/Ud. piense
nosotros pensemos
vosotros penséis
ellos/ellas/Uds. piensen

 

contar(話す)

yo cuente
cuentes
él/ella/Ud. cuente
nosotros contemos
vosotros contéis
ellos/ellas/Uds. cuenten

 

pedir(頼む)

yo pida
pidas
él/ella/Ud. pida
nosotros pidamos
vosotros pidáis
ellos/ellas/Uds. pidan

 

sentir(感じる)

yo sienta
sientas
él/ella/Ud. sienta
nosotros sintamos
vosotros sintáis
ellos/ellas/Uds. sientan

 

dormir(眠る)

yo duerma
duermas
él/ella/Ud. duerma
nosotros durmamos
vosotros durmáis
ellos/ellas/Uds. duerman

 

【接続法】現在・その他の不規則変化

直説法現在YOの形が o で終わる動詞

接続法現在一人称単数形のみ記載します。

不定詞 活用(一人称単数形)
conocer(知る) conozca
caer(倒れる) caiga
oír(聞く) oiga
traer(持ってくる) traiga
salir(去る) salga
poner(置く) ponga
tener(所持する) tenga
venir(来る) venga
hacer(する) haga
decir(言う) diga
huir(逃げる) huya
ver(見る) vea

 

直説法現在一人称単数形が o で終わらない動詞

以下は完全に不規則なので、覚えるしかありません。それでも、一人称単数形さえ覚えれば規則性があります。

不定詞 活用(一人称単数形)
ser(です) sea
estar(です) esté
haber(ある) haya
saber(知る) sepa
ir(行く) vaya
dar(与える)

 

次の動詞は特にアクセント符号に注意しましょう。

estar

yo esté
estés
él/ella/Ud. esté
nosotros estemos
vosotros estéis
ellos/ellas/Uds. estén

 

dar

yo
des
él/ella/Ud.
nosotros demos
vosotros deis
ellos/ellas/Uds. den

 

接続法の各時制の例文

【接続法現在】

私は今日雨が降るとは思いません。

No creo que llueva hoy.

 

私はアナが仕事を終えるとは思いません。

No creo que Ana termine el trabajo.

 

【接続法現在完了】

私は今日雨が降ったとは思いません。

No creo que haya llovido hoy.

 

私はアナが仕事を終えたとは思いません。

No creo que Ana haya terminado el trabajo.

 

【接続法過去】

私は昨日雨が降るとは思いませんでした。

No creí que lloviera ayer.

 

私はアナが昨日仕事を終えたとは思いませんでした。

No creí que Ana terminara el trabajo ayer.

 

【接続法過去完了】

私は雨が降ったは思いませんでした。

No creí que hubiera llovido.

 

私はアナが仕事を終えたとは思いませんでした。

No creí que Juan hubiera terminado el trabajo.

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