【決定版】スペイン語の点過去|覚え方と不規則変化の全パターン一覧表

スペイン語学習

スペイン語の過去形には「点過去」と「線過去」の2種類があります。この記事では、初心者の方が最初につまずきやすい「点過去(完了過去)」の活用について、規則変化から複雑な不規則変化まで分かりやすく解説します。

点過去(Pretérito Indefinido)とは?

「すでに完了した過去の出来事」を示します。具体的な過去の時点(昨日、去年など)や、期間の終わり(3年間など)がはっきりしている場合に使われ、物語を前に進める「アクション」を表現する役割を持っています。

例えば、日本語では「〜していました」と言うので迷いやすいのですが、「3年間、大阪に住んでいました」はスペイン語では点過去を使います。なぜなら、「3年間」という始まりと終わりのある期間(ひとつのパッケージ)として過去を捉えるからです。他にも「猫が飛び出してきた」のように、パッと起きて終わった一回限りの動作も点過去にあたります。

💡 「〜していた」の使い分けに迷う方はこちら

同じ「住んでいた」でも、物語の背景を説明する時は「線過去」を使います。この繊細なニュアンスの違いは、以下の記事で詳しく比較しています。
スペイン語の線過去と点過去の使い分けを徹底比較




1. 【規則変化】点過去の活用ルール

点過去の規則変化では、er動詞とir動詞の活用語尾が全く同じになります。まずはこの2パターンの形を覚えましょう。

ar動詞の活用(例:saltar ジャンプする)

活用語尾:-é, -aste, -ó, -amos, -asteis, -aron

主語 活用形
yo salté
saltaste
él/ella/Ud. saltó
nosotros saltamos
vosotros saltasteis
ellos/ellas/Uds. saltaron
💡 覚え方のコツ:
呪文のように語尾だけ覚えるよりも、主語とセットで「yo salté, tú saltaste…」とリズム良く音読するのがおすすめです。この「リズム感」が身につくと、他の動詞にも自然に応用できるようになります。

er / ir動詞の活用(例:beber, vivir)

活用語尾:-í, -iste, -ió, -imos, -isteis, -ieron

beber(飲む)
yo bebí
bebiste
él/ella/Ud. beb
nosotros bebimos
ellos/Uds. bebieron
vivir(住む)
yo viví
viviste
él/ella/Ud. viv
nosotros vivimos
ellos/Uds. vivieron

2. 【語根母音変化】点過去の不規則パターン

不規則変化にも、実は一定の「クセ」があります。特に「一人称単数のみ」、あるいは「三人称の単数・複数のみ」が変化するパターンを整理しましょう。

① 一人称単数(yo)のみ綴りが変わるタイプ

スペイン語では「発音」を維持することを大切にするため、1人称単数(yo)のみ綴りが変化します。2人称以降は規則変化です。

tocar(弾く)
-car → -qué
yo toqué
tocaste
él/Ud. tocó
nosotros tocamos
ellos/Uds. tocaron
apagar(消す)
-gar → -gué
yo apagué
apagaste
él/Ud. apagó
nosotros apagamos
ellos/Uds. apagaron
almorzar(昼食)
-zar → -cé
yo almorcé
almorzaste
él/Ud. almorzó
nosotros almorzamos
ellos/Uds. almorzaron

② 三人称(単数・複数)のみ変化するタイプ

このグループは、活用表の下半分(三人称)だけが不規則になります。特に「e → i」や「o → u」の変化は、スペイン語の語根母音変化の典型的なパターンです。

pedir(頼む)| e → i 変化
yo / tú pedí / pediste
él / Ud. pidió
nosotros pedimos
ellos / Uds. pidieron
dormir(寝る)| o → u 変化
yo / tú dormí / dormiste
él / Ud. durmió
nosotros dormimos
ellos / Uds. durmieron

3. 【完全不規則】これだけは暗記必須の最重要動詞

残念ながら、これらは理屈抜きで覚えるしかありません。しかし、会話での登場頻度はNo.1。避けては通れない壁です。

ser と ir (形が全く同じ!)

不思議なことに、「〜だった(ser)」と「行った(ir)」は点過去では全く同じ形になります。文脈で100%判断できますので安心してください。

ser / ir の点過去活用
yo fui fuiste él/Ud. fue
nosotros fuimos vosotros fuisteis ellos/Uds. fueron

「語幹そのもの」が作り変えられる主要動詞

これらの動詞は、もはや元の面影がありません。しかし、活用語尾はすべて共通のセット(-e, -iste, -o, -imos, -isteis, -ieron)を使い回します。規則変化と違い、yoとélにアクセント記号がつかないのが特徴です。

tener(持つ)
語幹:tuv-
yo tuve
tuviste
él/Ud. tuvo
nosotros tuvimos
vosotros tuvisteis
ellos/Uds. tuvieron
hacer(する)
語幹:hic-
yo hice
hiciste
él/Ud. hizo
nosotros hicimos
vosotros hicisteis
ellos/Uds. hicieron
decir(言う)
語幹:dij-
yo dije
dijiste
él/Ud. dijo
nosotros dijimos
vosotros dijisteis
ellos/Uds. dijeron

💡 覚えておきたい他の重要動詞

以下の動詞も、上の表と同じ語尾(-e, -iste…)で活用します。語幹の変化だけセットで覚えましょう!

  • estar(いる・ある)→ 語幹:estuv-(estuve, estuviste…)
  • poder(できる)→ 語幹:pud-(pude, pudiste…)
  • poner(置く)→ 語幹:pus-(puse, pusiste…)
  • querer(欲する・愛する)→ 語幹:quis-(quise, quisiste…)
  • saber(知る)→ 語幹:sup-(supe, supiste…)
  • venir(来る)→ 語幹:vin-(vine, viniste…)

まとめ:点過去攻略は「リズム」と「頻出動詞」から!

スペイン語の点過去は、一見すると不規則変化の多さに圧倒されるかもしれません。しかし、今回ご紹介した以下のポイントを押さえれば、学習の効率はぐんと上がります。

  • 規則変化:「-ar」と「-er/ir」の2パターンを、主語とセットで口に馴染ませる。
  • 部分的な不規則:「yoのみ」や「三人称のみ」が変わるパターンは、綴りと発音のルールを意識する。
  • 完全不規則:ser/ir、tener、hacer、decirの4つを最優先で暗記する。

まずは「3年住んでいた(Viví 3 años)」「昨日〜へ行った(Ayer fui a…)」など、自分の身近な過去の出来事を点過去を使って口に出すことから始めてみてください。完璧な活用を目指すよりも、まずは「通じる楽しさ」を味わうことが上達への一番の近道です。


【期間限定】スペイン語マスターセットを無料配布中!

「完了した出来事」をビシッと伝える点過去の活用、いかがでしたか?
不規則変化が大変だと感じるかもしれませんが、カンペキな活用より先に「よく使う動詞」を覚えることが大事です。現在、1年半で通訳者になった私の勉強法をもとにした「究極の学習セット」を無料で一挙公開しています。

❶ メルマガ登録特典:
日常会話の9割を網羅する「厳選動詞500マスターリスト」
この記事で学んだ点過去の不規則形(hacer, tener, decirなど)の中でも、特に会話で外せない重要動詞から効率よく身につけることができます。
❷ 公式LINE登録特典:
さらなる語彙力アップと文法基礎学習のための「イメージが湧く画像900枚超えの資料」
イラストと一緒に見ることで右脳的に記憶。ボキャブラリーが直感的に身に付きます。

勉強法の理解 × 必須動詞の語彙力!
このダブルアプローチで、あなたのスペイン語はもっと「具体的」で「動的」なものに変わります。

究極のセットを無料で受け取る >※ボタンクリック後、メルマガ登録フォームへ移動します
タイトルとURLをコピーしました