はじめに:海外で体調を崩したときに一番大切なこと
誰でも旅先や留学先、あるいは日常の中で急に具合が悪くなることはありますよね。
実は私も、実際に海外の滞在先や留学中に風邪を引いてしまったり、現地の病院に通院したりした経験があります。
体調が悪い真っ最中に、「お腹が痛いってスペイン語でなんて言うんだろう…」とスマホで必死に検索するのは本当に辛いものです。
だからこそ、体が元気で余裕がある今のうちに、自分の症状をパッと伝えられる最小限のフレーズを覚えてしまいましょう!
この記事では、体調不良を伝えるときの2大重要動詞 tener と sentirse の使い分けから、そのまま病院や薬局で使える実践的な例文まで、分かりやすく噛み砕いて解説します。
体調不良を表現する2つの主役動詞
スペイン語で「具合が悪い」と伝えるとき、基本的には次の2つの動詞さえマスターしておけば、ほとんどの症状をカバーできます。
- Tener =「(特定の症状を)持っている」と表現する
- Sentirse =「(自分の体や心の状態を)〜と感じる」と表現する
「持つ」の tener で具体的な症状を表す
動詞 tener は、英語の “have” と同じように「(OOという具体的な症状)を体の中に持っている」というニュアンスで使います。
客観的なお医者さんへの説明や、薬局で症状を訴えるときに最もよく使われる便利な形です。
Tener fiebre. (熱がある)
Tener dolor de cabeza. (頭痛がある)
「感じる」の sentirse で体調のニュアンスを表す
再帰動詞の sentirse は、「自分自身の主観的な体の重さ、だるさ、あるいは気分や感情」を伝えるときにぴったりな動詞です。
「〜という状態だと感じる」という意味になるため、後ろには形容詞などが続きます。
Sentirse cansado. (疲れていると感じる)
Sentirse feliz. (幸せに感じる)
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💡 再帰動詞の使い方はこちらも合わせて確認してください! スペイン語の再帰動詞と再帰代名詞の基本ルール |
Tener を使った具体的な症状の例文
ここではすべて「私」を主語にした “Tengo 〜”(私は〜があります) の形で、日常的によく起こる症状をまとめました。名詞のスペルもしっかりチェックしておきましょう。
Tengo gripe. (インフルエンザ・ひどい風邪にかかった)
Tengo fiebre. (熱がある)
Tengo dolor de cabeza. (頭が痛い [直訳:頭の痛みを持っている])
Tengo dolor de garganta. (喉が痛い)
Tengo dolor de estómago. (お腹・胃が痛い)
Tengo náuseas. (吐き気がする)
Tengo mareos. (めまいがする/ふらふらする)
Tengo diarrea. (下痢をしている)
Tengo hipo. (しゃっくりが出る)
Tengo dolor de músculos. (筋肉痛がある)
Tengo alergia. (アレルギーがある)
Tengo tos. (咳が出る)
Tengo escalofríos. (寒気がする/ゾクゾクする)
Sentirse を使った主観的な体調の例文
こちらも「私」を主語にして、自分の状態を伝える “Me siento 〜”(私は〜な気分です/〜と感じます) の例文です。
主語が女性の場合は、形容詞の語尾を「a」に変えるのを忘れないようにしましょう(例:incómoda, ansiosa)。
No me siento bien. (気分がすぐれない/あまり調子が良くない)
Me siento mal. (具合が悪い/体調が悪い)
Me siento sin energía. (エネルギー不足を感じる/力が出ない)
Me siento incómodo/a. (体が不快な感じがする/居心地が悪い)
Me siento ansioso/a. (不安を感じる/そわそわする)
Me siento triste. (悲しい気分だ)
Estar動詞を使った一般的な体調表現
Tener と Sentirse 以外にも、一時的な状態を表す estar 動詞 を使った定番の表現があります。
日常会話ではこれも非常に遭遇頻度が高い表現です。
Estoy cansado/a. (私は疲れています)
Estoy enfermo/a. (私は病気です/体調を崩しています)
Estoy resfriado/a. (私は風邪を引いています)
Estoy agotado/a. (私は疲れ果てています/クタクタです)
Estoy mareado/a. (私は頭がクラクラしています/乗り物酔いをしています)
その他のケガや日常的なトラブルの表現
急なケガや、皮膚・耳などの局所的なトラブルに直面したときにそのまま使える実用的なフレーズ集です。
Me han salido sarpullidos en la mano. (手に湿疹が出ました)
Me pica la oreja derecha. (右耳[外側]がかゆいです ※耳の穴の奥がかゆい場合は oído を使います)
El entrenador tuvo un infarto ayer. (コーチは昨日、心臓発作を起こしたよ)
Me quemé el dedo. (指をやけどした)
Tengo una ampolla en el pie. (足に靴擦れ[水ぶくれ]ができている)
Me torcí el tobillo. (足首をねんざした)
Me arde la espalda. (背中がヒリヒリする [日焼けなどの痛み])
さらに表現の幅を広げる!体調不良で使う他の動詞
中級(B1レベル)を目指すなら、状況に応じて以下の動詞も使いこなせると、より正確に自分の状態を伝えられます。
encontrarse mal
意味:具合が悪い、調子が悪い
主観的な状態を表す表現で、sentirse mal とほぼ同じように使われます。こちらも再帰動詞です。
Me encuentro mal. (具合が悪いです/体調が優れません)
sufrir (de)
意味:(病気や症状に)苦しむ、苦痛を感じる
一時的な風邪などではなく、慢性的な痛みや特定の症状に対して使われます。
Sufro de dolor de cabeza. (慢性的な頭痛に苦しんでいます)
padecer (de)
意味:(慢性疾患などを)患う、病気に悩まされる
sufrir よりもさらに硬い表現で、長年の持病や疾患を抱えている場合に使われます(一時的な発熱などには使えません)。
Padezco de migraña. (私は片頭痛を患っています)
まとめ:万が一に備えてサバイバルフレーズを覚えておこう!
今回は、体調が悪いときやケガをしたときに使えるスペイン語フレーズをご紹介しました。
重要なポイントを振り返りましょう。
- Tengo + 症状(名詞) で「〜という症状がある」と客観的に伝える
- Me siento + 状態(形容詞など) で「〜な気分、体調だと感じる」と主観的に伝える
- 持病やアレルギーなど、自分によく起こる症状の単語は今のうちに調べてメモしておこう!
海外でのトラブルを未然に防ぐためにも、ここで紹介した基本の表現をぜひ声に出して練習してみてくださいね。
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