スペイン語の天気表現は、旅行や日常会話ですぐに使える便利なテーマです。
初対面の人やお店の人、タクシーの運転手さんなど、まだよく知らない相手とも、天気の話なら自然に会話を始められます。
まず覚えたい質問は、¿Qué tiempo hace hoy?「今日はどんな天気ですか?」です。
答えるときは、hacer・estar・hayを使う表現に加えて、llover「雨が降る」やnevar「雪が降る」などの天気を表す動詞を使います。
この記事では、晴れ・雨・曇り・暑さ・寒さから、雷、虹、台風まで、会話で使いやすい例文をまとめます。
まず覚えたいスペイン語の天気表現
「今日はどんな天気ですか?」
¿Qué tiempo hace hoy?
読み方の目安:ケ ティエンポ アセ オイ
quéは「何」「どんな」、tiempoはこの文では「天気」、hoyは「今日」という意味です。
まずは、次の2つの答え方も一緒に覚えましょう。
Hace buen tiempo.
天気がいいです。
Hace mal tiempo.
天気が悪いです。
この3文があれば、天気について質問し、簡単に答えることができます。
スペイン語の天気表現で使う4つの型
天気の表し方は、次の4つに分けると整理しやすくなります。
1.hacerを使う表現
気温や、風・日差しなどの天候を表すときに使います。天気の表現では、主に三人称単数のhaceを使います。
- Hace calor.(暑いです)
- Hace frío.(寒いです)
- Hace viento.(風があります)
- Hace sol.(日が照っています/晴れています)
2.estarを使う表現
空の一時的な状態を形容詞で表すときや、「今まさに雨が降っている」のような進行中の現象を表すときに使います。
- Está soleado.(晴れています)
- Está nublado.(曇っています)
- Está lloviendo.(雨が降っています)
- Está nevando.(雪が降っています)
3.hayを使う表現
雲・霧・湿気・嵐など、その場にある気象現象を「~があります」と伝えるときに使います。
- Hay nubes.(雲が出ています)
- Hay niebla.(霧が出ています)
- Hay mucha humedad.(湿気が多いです)
- Hay una tormenta.(嵐が発生しています)
4.天気を表す動詞を使う表現
llover「雨が降る」、nevar「雪が降る」、granizar「ひょうが降る」などの動詞もよく使います。
- Llueve.(雨が降っています)
- Nieva.(雪が降っています)
- Graniza.(ひょうが降っています)
Llueve.は「雨が降っている」という事実を伝える表現です。Está lloviendo.は「今まさに降っている」という進行中の様子を強く表します。
基本の天気表現一覧|晴れ・曇り・暑さ・寒さ
| 日本語 | スペイン語 | ポイント |
|---|---|---|
| 天気がいいです | Hace buen tiempo. | 天気全体がよい |
| 天気が悪いです | Hace mal tiempo. | 天気全体が悪い |
| 暑いです | Hace calor. | 気温が高い |
| とても暑いです | Hace mucho calor. | calorは名詞なのでmuchoを使う |
| 寒いです | Hace frío. | fríoのアクセント記号に注意 |
| 涼しいです | Hace fresco. | 心地よい涼しさにも使える |
| 日が照っています | Hace sol. | 「太陽が出ている」の定番表現 |
| 晴れています | Está soleado. | 空の状態を表す |
| 曇っています | Está nublado. | 空全体が曇っている |
| 雲が出ています | Hay nubes. | 通常は複数形nubesを使う |
| 風があります | Hace viento. | 風が強ければHace mucho viento. |
| 湿気が多いです | Hay mucha humedad. | 日本の蒸し暑さを話すときにも便利 |
雨・雪・雷・台風などの天気表現
| 日本語 | スペイン語 | ポイント |
|---|---|---|
| 雨が降っています | Está lloviendo. | 今降っていることを強調 |
| 小雨が降っています | Está lloviznando. | lloviznarは「霧雨が降る」 |
| 雨がやみました | Ha dejado de llover. | dejar de+不定詞で「~するのをやめる」 |
| 雪が降っています | Está nevando. | 今降っている状態 |
| 雪が積もっています | Hay nieve acumulada. | Hay nieve.なら「雪があります」 |
| みぞれが降っています | Está cayendo aguanieve. | aguanieveは「みぞれ」 |
| ひょうが降っています | Está granizando. | granizarは「ひょうが降る」 |
| 霧が出ています | Hay niebla. | nieblaは「霧」 |
| 雷が鳴っています | Está tronando. | tronarは「雷が鳴る」 |
| 稲妻が見えます | Se ven relámpagos. | 複数の光が見える場面 |
| 雷雨です | Hay una tormenta eléctrica. | tormenta eléctricaは「雷を伴う嵐」 |
| 吹雪です | Hay una ventisca. | ventiscaは「吹雪」 |
| 台風が近づいています | Se acerca un tifón. | tifónは「台風」 |
| 竜巻が発生しました | Se ha formado un tornado. | formarseは「発生する」 |
| 虹が出ています | Hay un arcoíris. | arcoírisのアクセント記号に注意 |
tifónは主に北西太平洋で発生する「台風」、huracánは主に大西洋や北東太平洋で発生する「ハリケーン」を指します。
朝焼け・夕焼けをスペイン語で表す
朝焼けや夕焼けについて話すときは、空を表すel cieloと一緒に言うと自然です。
El cielo al amanecer está precioso.
朝焼けがとてもきれいです。
El cielo al atardecer está precioso.
夕焼けがとてもきれいです。
El amanecer es hermoso.も文法的に正しい表現ですが、「夜明けは美しい」という一般的な説明にも聞こえます。今見えている朝焼けについて話すなら、El cielo al amanecer está precioso.のほうが場面を伝えやすいでしょう。
tiempoとclimaの違い
tiempoとclimaは、どちらも日本語で「天気」「気候」と訳されることがありますが、基本的な使い方が異なります。
- tiempo:今日や今の天気など、短い期間の大気の状態
- clima:ある地域に見られる長期的・全体的な気候の特徴
そのため、「今日の天気はどう?」と尋ねる基本表現は次のとおりです。
¿Qué tiempo hace hoy?
今日はどんな天気ですか?
¿Cómo está el tiempo hoy?
今日の天気はどうですか?
一方、日本の気候全体について尋ねるなら、climaが自然です。
¿Cómo es el clima de Japón?
日本の気候はどのようなものですか?
中南米では、現在の天気について¿Cómo está el clima?と言うこともあります。ただ、初心者のうちは、今日の天気にはtiempo、地域の気候にはclimaと分けると覚えやすいです。
¿Qué clima hace?は標準的な質問としては不自然なので、¿Qué tiempo hace?を使いましょう。
場所を指定して天気を尋ねる表現
¿Qué tiempo hace en Madrid?
マドリードの天気はどうですか?
¿Cómo está el tiempo por allí?
そちらの天気はどうですか?
¿Cuántos grados hace?
気温は何度ですか?
場所を尋ねる文では、元の記事にあった(place)のような英語の補足を入れず、en+地名と覚えると、そのまま会話で使えます。
天気についての短い会話例
A:¿Qué tiempo hace hoy?
今日はどんな天気ですか?
B:Hace buen tiempo, pero hace un poco de viento.
いい天気ですが、少し風があります。
A:Sí, hace más fresco que ayer.
そうですね。昨日より涼しいです。
一つの表現だけで終わらせず、pero「でも」やy「そして」で二つの情報をつなぐと、会話を続けやすくなります。
コロンビアでよく聞かれた天気の質問
私がコロンビアを旅行したときは、日本人がスペイン語を話していることを珍しく感じたのか、たくさん質問をされました。
その中で、よく聞かれたのが次の質問です。
¿Cómo está el clima en Japón?
日本の気候はどうですか?
中南米では、現在の天気についてclimaを使うことがあります。この質問をきっかけに、日本の季節や気候についても話が広がりました。
コロンビアには、日本のような春夏秋冬の変化がはっきりしない地域も多くあります。「冬は寒くて、雪が降ることもあります」と話すと、「雪!?」と驚かれることもありました。
天気の表現を覚えておくと、その日の会話だけでなく、自分の国や季節について話すきっかけにもなります。
スペイン語の天気表現まとめ
最初からすべての表現を覚える必要はありません。まずは、次の5つを声に出してみましょう。
- ¿Qué tiempo hace hoy?(今日はどんな天気ですか?)
- Hace buen tiempo.(天気がいいです)
- Hace calor.(暑いです)
- Está nublado.(曇っています)
- Está lloviendo.(雨が降っています)
今日の天気を見ながら一文作ると、単語だけを暗記するよりも場面と一緒に覚えやすくなります。
【期間限定】スペイン語マスターセットを無料配布中!
天気について話すときは、hacer・estar・hayなど、日常会話でよく使う基本動詞が活躍します。
「基本動詞から効率よく覚えたい」「覚えた表現を会話で使えるようになりたい」という方へ。私が1年半でスペイン語をマスターした経験をもとに、初心者でも学習を進めやすい攻略セットを無料でプレゼントしています。
「厳選動詞500マスターリスト(PDF版)」。
今回登場したhacer・estar・haberを含む、日常会話に役立つ基本動詞をまとめています。メルマガでは、大人の初心者が今日から実践できる勉強法や、単語と文法を使える形で覚えるヒントをお届けします。
「イラスト単語カードなど900ページ超の豪華資料」。
文字だけでは覚えにくい言葉も、イラストと一緒ならイメージしやすくなります。スマホで見られるので、隙間時間の復習にも活用できます。
身近な天気や今日の出来事をスペイン語にすることが、会話で使える表現を増やす近道です。
まずは今日の天気を一文にして、少しずつ自分の言葉で話せるようにしていきましょう!



