スペイン語 接続法過去|作り方と使い方を例文解説

スペイン語学習

スペイン語 接続法過去は、過去の願望・疑い・感情を表すときだけでなく、「もし時間があれば」のような仮定を伝えるときにも使います。

名前に「過去」と付いていますが、必ずしも過去の出来事だけを表すわけではありません。

たとえば、次の文は現在の状況についての仮定です。

Si tuviera tiempo, estudiaría español todos los días.
(もし時間があれば、毎日スペイン語を勉強するのに。)

この記事では、接続法過去の作り方、ra形とse形、不規則活用、よく使う場面を例文とともに分かりやすく解説します。

スペイン語 接続法過去の作り方

接続法過去は、直説法点過去のellos / ellas / ustedes形をもとに作ります。

  1. 動詞を直説法点過去のellos / ellas / ustedes形にする
  2. 語尾の-ronを取る
  3. ra形またはse形の語尾を付ける

例:compraron → compra- → comprara / comprase

ar動詞・er動詞・ir動詞のいずれも、同じ手順で作れます。

主語 ra形の語尾 se形の語尾
yo -ra -se
-ras -ses
él / ella / usted -ra -se
nosotros / nosotras -ramos -semos
vosotros / vosotras -rais -seis
ellos / ellas / ustedes -ran -sen

ポイント:nosotros / nosotras形だけは、語尾を付ける前の母音にアクセント記号が付きます。compráramos / comprásemosのように書きましょう。

ra形とse形の違い

接続法過去には、ra形se形の2種類があります。

Si tuviera tiempo, viajaría más.
Si tuviese tiempo, viajaría más.
(もし時間があれば、もっと旅行するのに。)

一般的な接続法の用法では、どちらを使っても意味はほぼ同じです。現在はra形のほうが広く使われているため、初心者の方はまずra形から覚えると使いやすいでしょう。

ただし、se形も文章や会話で登場するため、「別の時制ではなく、接続法過去のもう一つの形」と分かるようにしておきましょう。

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スペイン語接続法の例文

スペイン語学習教材

接続法過去の規則活用

ar動詞:comprar(買う)

点過去の三人称複数形はcompraronです。-ronを取ったcompra-に語尾を付けます。

主語 ra形 se形
yo comprara comprase
compraras comprases
él / ella / usted comprara comprase
nosotros / nosotras compráramos comprásemos
vosotros / vosotras comprarais compraseis
ellos / ellas / ustedes compraran comprasen

er動詞:entender(理解する)

点過去の三人称複数形はentendieronです。-ronを取ったentendie-に語尾を付けます。

主語 ra形 se形
yo entendiera entendiese
entendieras entendieses
él / ella / usted entendiera entendiese
nosotros / nosotras entendiéramos entendiésemos
vosotros / vosotras entendierais entendieseis
ellos / ellas / ustedes entendieran entendiesen

ir動詞:compartir(共有する)

点過去の三人称複数形はcompartieronです。-ronを取ったcompartie-に語尾を付けます。

主語 ra形 se形
yo compartiera compartiese
compartieras compartieses
él / ella / usted compartiera compartiese
nosotros / nosotras compartiéramos compartiésemos
vosotros / vosotras compartierais compartieseis
ellos / ellas / ustedes compartieran compartiesen

接続法過去の不規則活用

接続法過去では、直説法点過去のellos / ellas / ustedes形が不規則なら、その変化を引き継ぎます。

例:dormir → durmieron → durmie- → durmiera / durmiese

主語 ra形 se形
yo durmiera durmiese
durmieras durmieses
él / ella / usted durmiera durmiese
nosotros / nosotras durmiéramos durmiésemos
vosotros / vosotras durmierais durmieseis
ellos / ellas / ustedes durmieran durmiesen

よく使う不規則動詞

不定詞 点過去・ellos形 接続法過去・yo形
tener tuvieron tuviera / tuviese
estar estuvieron estuviera / estuviese
hacer hicieron hiciera / hiciese
decir dijeron dijera / dijese
poder pudieron pudiera / pudiese
venir vinieron viniera / viniese
ser / ir fueron fuera / fuese

接続法過去を使う4つの場面

1. 過去の願望・依頼

主節が過去形で、「〜してほしかった」「〜するよう頼んだ」と伝えるときに使います。

Quería que vinieras temprano.
(私はあなたに早く来てほしかった。)

El profesor pidió que entregáramos la tarea.
(先生は私たちに宿題を提出するよう求めました。)

2. 過去の疑い・感情

Dudaba que fuera cierto.
(私はそれが本当だとは思えませんでした。)

Me alegró que vinieras.
(あなたが来てくれてうれしかったです。)

3. siを使う仮定文

現在の事実とは異なることや、実現の可能性が低いことを仮定するときは、si + 接続法過去を使います。結果を表す部分には、基本的に条件法を使います。

Si tuviera más tiempo, estudiaría español todos los días.
(もしもっと時間があれば、毎日スペイン語を勉強するのに。)

Si viviera en España, hablaría español todos los días.
(もしスペインに住んでいたら、毎日スペイン語を話すでしょう。)

4. Ojaláを使う願い

実現が難しい願いや、現実とは異なる願いを表すときにも接続法過去を使います。

Ojalá tuviera más vacaciones.
(もっと休暇があればいいのになあ。)

Ojalá pudiera viajar este verano.
(この夏、旅行できたらいいのになあ。)

丁寧な希望を表すQuisiera

Quisieraは、接続法過去の形を使った丁寧な定番表現です。

Quisiera hacer una reserva.
(予約をしたいのですが。)

Quisiera pedir un café.
(コーヒーを注文したいのですが。)

接続法の4つの時制を例文で比較

接続法の時制は、「主節が現在か過去か」と「従属節の出来事が完了しているか」で整理すると分かりやすくなります。

接続法現在

No creo que llueva hoy.
(今日は雨が降るとは思いません。)

No creo que Ana termine el trabajo hoy.
(アナが今日、仕事を終えるとは思いません。)

接続法現在完了

No creo que haya llovido hoy.
(今日、雨が降ったとは思いません。)

No creo que Ana haya terminado el trabajo.
(アナはまだ仕事を終えていないと思います。)

接続法過去

No creía que lloviera tanto.
(そんなに雨が降るとは思っていませんでした。)

No creía que Ana terminara el trabajo ese día.
(アナがその日に仕事を終えるとは思っていませんでした。)

接続法過去完了

No creía que hubiera llovido durante la noche.
(夜の間に雨が降ったとは思っていませんでした。)

No creía que Ana hubiera terminado el trabajo.
(アナが仕事を終えていたとは思っていませんでした。)

よくある間違い

不定詞に直接語尾を付けない

接続法過去は、不定詞から直接作るのではありません。

× dormir → dormira
○ dormir → durmieron → durmiera

siの後ろに条件法を置かない

現在の事実に反する仮定では、si節に接続法過去、結果を表す節に条件法を使います。

× Si tendría tiempo, viajaría más.
Si tuviera tiempo, viajaría más.

nosotros形のアクセント記号を忘れない

× compraramos / entendieramos / durmieramos
compráramos / entendiéramos / durmiéramos

まとめ

  • 接続法過去は、直説法点過去のellos / ellas / ustedes形から-ronを取って作る
  • ra形とse形の2種類があり、一般的な用法では意味はほぼ同じ
  • 現在はra形のほうが広く使われている
  • 過去の願望・疑い・感情だけでなく、siを使う仮定やOjaláを使う願いにも使う
  • 不規則変化は、直説法点過去のellos / ellas / ustedes形を引き継ぐ

まずは、Quería que vinieras.Si tuviera tiempo…Ojalá pudiera…の3つを声に出して、使い方の違いをつかんでみましょう😊

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一度に全部覚えなくても大丈夫です。
よく使う動詞と短い例文から、少しずつ使えるスペイン語を増やしていきましょう!

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